12月は冬。
あーあ、連絡しちゃおうかなって。
そんなこと思っちゃって。
梅干しサワーの酸っぱさと甘さ。
身体にじんわり浸透していく。
お酒は強いはずなんだけど、
もっと、もっともっと酔いたいなって。
自制が効かなくなるまで。
もっともっと。
そうすれば君に近づく理由が出来るかもなかんて。
君ならなんでも許してくれるでしょう?
酔っ払って破茶滅茶な私も、
シラフのつまらない私も、
大好きって言ってくれるでしょ?
くしゃっと笑うその優しい顔で、
私のこと包み込んでくれるでしょ?
私が相手ならいつまでもときめいていられるんだって、
貴方言ったでしょう?
とっても上手くいっていたあの日も、
さよならを告げたあの日も、
そう言った。
理想ばかりを追い求めて、馬鹿みたい。
なんて、思っていてごめんね。
いつまでも、どこまでも、
真っ直ぐな君が憎らしかった。
だいすきだよ。